「優しいのに、ときめかない…」——“優しすぎる人”に惹かれない理由と心の深層にある本音
2025.06.13
「本当にいい人だと思うけど、なぜか恋愛対象として見られない」
「優しくしてくれるのに、気持ちが動かない自分に罪悪感がある」
そんな経験はありませんか?
“優しすぎる人”に惹かれないのは、冷たいからでも、わがままだからでもありません。
そこには、**心の深い部分にある“慣れ”や“無意識の反応”が影響していることが多いのです。
今回は、恋愛で「なぜ優しい人にときめかないのか?」をやさしく紐解き、本当の愛に近づくためのヒントを4つのステップでお伝えします。
Step1:心が“安心”より“刺激”に慣れていることがある
過去の恋愛で、振り回されたり、追いかけたりする関係が続いていた人ほど、
「不安=恋」と思い込んでしまうことがあります。
優しすぎる人は、心地よく穏やかで、“安心”そのもの。
でもその“安心”に慣れていないと、「物足りなさ」や「ときめかなさ」として感じてしまうことがあるのです。
まずは、“安心=退屈ではない”という心の切り替えがスタートになります。
Step2:「愛される価値がある」と信じきれていない
無条件のやさしさを向けられたとき、
「こんなに大切にされていいのかな…」とどこかで戸惑ってしまう人もいます。
それは、自己肯定感や過去の傷からくる反応で、
本当は愛されたいのに、“本気で向き合ってくれる人”ほど怖くなることがあるのです。
優しい人に惹かれないのではなく、
「惹かれそうになると、無意識に距離を取ってしまっている」だけなのかもしれません。
Step3:恋愛に“ドラマ”を求めすぎてしまうとき
心が揺さぶられるような恋愛を経験してきた人ほど、
安定した関係が「物語のない退屈なもの」に感じてしまうことがあります。
でも、実は本当の幸せは、ドラマの外側にある日常の中に宿るもの。
恋愛に刺激や起伏ばかりを求めてしまうと、自分をすり減らしてしまうこともあるのです。
“物足りない”という感覚の奥にある、「安心するのが怖い」という感情に目を向けてみましょう。
Step4:ときめきより“心の安定”を選ぶ強さを知る
「ドキドキしないからやめておこう」
そう思っていた人が、数年後「結局あの人が一番心地よかった」と思い出す——
そんな話は実はとても多くあります。
恋のときめきは時間とともに変化しますが、
自分を尊重してくれる人との信頼は、年々深くなっていくもの。
“優しい人”に惹かれないのは、あなたが悪いのではなく、
まだ「心から安らげる愛」に出会っていないだけなのかもしれません。
優しい人にときめかない自分を、責める必要はありません。
その感情の奥には、あなたの経験や、心を守ろうとする深い理由があるはずです。
でももし、優しさの中にほんの少しでも心が揺れたのなら、
それはあなたの内側が“本当の安心”を受け取る準備を始めたサインかもしれません。
恋に必要なのは、刺激ではなく、信頼に心を開ける余白。
そこから生まれる恋は、きっとあなたを優しく満たしてくれるはずです。