言葉にしづらい恋だけど、あの人に出会えてよかったと思っている
2025.08.11
好きになることに、決まった形はありません。
ただ、ふとした言葉や視線に、心が動いてしまうことがある。
それが複雑な関係のはじまりだったとしても、
その気持ちを「なかったこと」にするのは、きっと難しいものです。
誰にも話せない恋。
でも、自分のなかでは、たしかに生きている想い。
このコラムが、迷いの中にいるあなたの心に、
ひと息つける静けさを届けられますように。
1. 惹かれた理由を説明できなくても、ちゃんと好きだった
なぜあの人だったのか。
どうして、こんなに惹かれたのか。
言葉にしようとすると、うまく表現できない。
それでも、たしかに好きだった。
それだけは、何度思い返しても変わらない。
気づけば、その人の一言や表情に
心が揺れている自分がいた――
その事実が、すべてなのかもしれません。
2. 「このままでいいの?」と問いかけながら、今日も会ってしまう
未来が見えないわけじゃない。
でも、見ようとすると、どこか不安になる。
この関係に名前はあるのか。
私は、何を求めているんだろう。
心の中で問いが浮かんでは消えて、
それでも、会えばやっぱりうれしくなる。
答えが出せないのは、
ただ曖昧だからじゃない。
今の気持ちを、ちゃんと大事にしているからこそ、
慎重になってしまうのかもしれません。
3. あの人といるとき、自分が少しだけ好きになれた
複雑な関係だとわかっていたのに、
一緒にいるときの自分は、ちょっとだけ素直だった。
ふざけあった時間。
不意に本音を言えた夜。
抱えていたものを、少し手放せたような気がした。
正しいかどうかだけでは、
測れない時間があることを、
この恋が教えてくれたのかもしれません。
4. まだ決められないなら、それが“いまの気持ち”
終わらせたほうがいいのかもしれない。
でも、離れたくない気持ちもある。
その間で揺れている自分を、
どこか責めてしまうこともあるかもしれません。
けれど、まだ決められないなら、
無理に結論を急がなくてもいいのです。
「変わらなきゃ」と思わなくても、
「変わりたいかもしれない」と感じる気持ちが、
きっと、最初の一歩になるから。
恋のかたちは、人それぞれ。
その中には、名前をつけられないものや、
誰かに説明しづらいものもあるでしょう。
でも、感じたことがあるなら、
その恋はたしかに、あなたの中に生きている。
今すぐに答えを出さなくても、
気づかないところで、気持ちはすこしずつ前に進んでいます。
揺れながらでも、大丈夫。
そのままのあなたで、ちゃんと歩いていけます。