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よくよく考えたら、なんで涙もろくなったんだろう?

2025.08.29

気がつけば、昔よりずっと涙もろくなった。
ドラマのセリフ、誰かの言葉、ふとした音楽にすら、うるっときてしまう。

「年齢のせいかな」と思うけれど、
よくよく考えてみたら――
涙って、そんな簡単に増えるものなんだろうか?

もしかするとそこには、
ちゃんとした理由があるのかもしれません。

1. 感情をおさえる“前頭前野”の働きがゆるやかになる



涙が出るのは、心が動いた証。
でもその心の動きをコントロールしてくれているのが、脳の「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という場所です。

ここは感情を抑えるブレーキのような役割をしていて、
「今は泣かないほうがいい」とか「冷静にいよう」と判断してくれる場所。

でも、年齢を重ねるとこの前頭前野の働きが少しずつゆるやかになって、
感情のブレーキがすこしだけゆるみます。

だからこそ、ふとした瞬間に涙がこぼれてしまう。
実はこれ、脳のしくみとしてもごく自然なことなんです。

2. “感情のセンサー”が反応しやすくなる



もうひとつ注目されているのが「扁桃体(へんとうたい)」という脳の部分。
ここは、感情をキャッチするセンサーのような働きをしています。

前頭前野のブレーキがゆるむ一方で、
この扁桃体はむしろ、年齢を重ねても感情に敏感なまま。
むしろちょっとした出来事にも反応しやすくなることがわかっています。

つまり、心の中では感情のアクセルが踏まれやすくなっている、ということ。
感動しやすくなったというよりも、“反応できる余白”が増えているのかもしれません。

3. ホルモンのゆらぎが涙のスイッチを押す



涙には、ホルモンも深く関係しています。
たとえば「セロトニン」や「オキシトシン」といったホルモンは、
感情の安定や共感力にかかわっているとされています。

年齢を重ねることで、こうしたホルモンのバランスも少しずつ変化していきます。
それが、気持ちの波や涙の出やすさにつながることもあるのです。

とくに環境の変化が重なる時期や、女性の更年期などには、
ホルモンの影響で「涙が止まらない」ような感情の揺れを感じる人もいます。

4. 「泣いてもいい」と思えるようになる



もうひとつ、大事なことがあります。
それは――「泣くことを、許せるようになった」ということ。

若いころは、「泣いちゃいけない」と無理にこらえていた場面も、
経験を重ねるうちに、素直に気持ちを出せるようになる。

“涙もろくなった”というよりも、
“涙を我慢しなくなった”のかもしれません。

それは、心がやわらかくなった証でもあります。


年齢を重ねると涙もろくなる――
それには、ちゃんと医学的な理由がありました。

感情をおさえる力がゆるやかになったり、
感情をキャッチするセンサーが敏感になったり、
ホルモンの影響や、心の余白の変化もある。

でもそれは決して「弱くなったから」ではなく、
感情に素直になれるようになったから。

涙を流せるということは、
それだけ人生を重ねてきたということ。

ふとこぼれるその涙の奥には、
あなたの優しさと強さが、ちゃんと息づいています。

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