朝、布団から出られない。
返そうと思っていたメッセージを、そのままにして一日が終わってしまう。
気持ちを切り替えようとしても、体も心もついてこない。
そんな日が続くと「自分はダメなんじゃないか」と責めたくなることもあります。
でも、何もできない日があるのは、あなただけではありません。
1. できないことより「できたこと」を思い出す
返事ができなかった。
外に出られなかった。
そんな「できなかったこと」にばかり目が向きがちですが、
今日をここまで過ごせたこと、呼吸をしていること、
それも立派な「できたこと」です。
よかったら、今この瞬間に三つだけ「今日できたこと」を思い出してみましょう。
「ごはんを食べた」「ベッドから起き上がった」「この文章を読んでいる」
それで十分なのです。
2. 誰とも話せない時間も、心の休息
「人と関わらなきゃ」と思うほど、心は疲れてしまうことがあります。
誰とも話さずに静かに過ごすことは、心がエネルギーを取り戻そうとしているサイン。
大丈夫、それでいいんです。
何もできない時間も、次に動き出すための準備なのです。
3. 人の中で孤独を感じても大丈夫
大勢に囲まれているのに、ひとりきりのように感じることがあります。
楽しいはずなのに、心は遠く離れているような感覚。
それはおかしなことではなく、敏感だからこそ感じやすいこと。
まわりとの温度差に気づけるのは、心が生きている証拠です。
4. 小さな言葉で、つながりも自分も守れる
返事を返せなかった日があっても、
「またね」「落ち着いたら話そう」
そんな短いひとことだけで、関係はつながっていきます。
そして今日は、相手だけでなく自分にも言葉をかけてみましょう。
「ありがとう」や「おやすみ」
小さなひとことが、自分自身の心をやさしく支えてくれます。
何もできない日があってもいい。
返事が返せない夜があってもいい。
人の中で孤独に感じる朝があってもいい。
それは弱さではなく、心が休もうとしている合図です。
そして、たとえ「意味が見えない」と感じる時期であっても、
その時間の中でゆっくりと、確かな意味が育っていきます。
あなたがここにいること自体が、もうすでに大切なこと。
今日はそのことを、そっと心にとどめてください。