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声の導き

恋愛における遠近法の応用

2023.01.21

みなさま、いつも大切な時間とご縁を頂き、ありがとうございます。

今回は、恋愛における遠近法を応用した、気持ちの整え方についてお話ししたいと思います。

お付き合いしている方と過ごす時間を重ねて行くうちに、些細なことで意見が合わなくなったり、思わず注意したくなるような動作や態度が目に付いてしまう時期があります。

そのモヤモヤや苛立ちが、徐々に相手にも伝わり、楽しい会話より言い合う場面が多くなったり、「相手の気持ちが分からなくなった」などのお悩みに繋がることも多いです。

好きな気持ちは変わらないのに、相手の嫌なところについ意識が向いてしまう自分に戸惑いを感じたり、

相手も、言われた内容は理解しつつも、繰り返し指摘されることにうんざりして、次第に素っ気ない態度を取るようになることもあります。

やがて会話自体も減り、関係までぎこちなくなってくると、お互い自分の意図を理解してくれない相手への苛立ちが増幅し、気持ちも離れてしまうことにもなりかねません。

そのような悪循環に陥る前に、

「好きだけど、話すと・見るとイライラしそうな」時点で、相手を捉える意識バランスを調整してみましょう。

ここでは写真撮影や描画の際、対象をより実体に近く、より鮮やかに映えるよう表現するための立体感や距離感を与える技法、遠近法を応用してイメージしていきます。

遠近法では、近くにあるものは濃く、遠くにあるものは薄く描写することで、遠近感や奥行きを表現したり、視線を誘導しやすい赤や黄などの暖色系で近くを、青や緑などの寒色系を使って遠くを表したりします。

恋愛での応用は、

→ 相手の好きなところや、優れた長所は強く鮮明に

→ 自分とは違う性質や、改善してほしい短所は淡く

気持ちの比重を調整しながら接します。


これは嫌な部分を矮小化しようということではなく、相手の否定したくなる部分だけに意識が集中し、ネガティブな態度に傾き過ぎないようにするための、いわば調律です。

例えば、

話をよく聞いていない、忘れっぽいところを注意するような時には、

併せ持つ性質である、大らかさや寛容さを、心と言葉で認めながら伝えるようにします。

良い面を認めたうえで掛ける言葉は、貴方自身の表情や、話す内容が感情的になることを防ぎ、声音も相手が受け入れやすいトーンになります。

単に注意だけを不満げに言われれば、いくら愛する貴方からの言葉でも、反発したくなるのが人の心理です。

貴方の心が「それ、イヤなんだけど」で占められている状態で伝える言葉は、相手からすれば、指摘された内容の正しさよりも、不満をあらわにした、貴方の態度への反感が先立つからです。

貴方が好きになった方の、良いところを充分認めたうえでの働きかけならば、会話も自然で穏やかなものとなっていきます。


同じ内容を伝えるにも、アプローチの仕方で受け手の印象は大きく変わること、

そして本来の目的は、相手を責めることではなく、より良い関係への提案であること、

それらの前提を踏まえていれば、想いも言葉もまっすぐ響きます。

相手の全体像を捉え、本来の良さの部分を、より強く近くに配置しながら話すことを意識してみてくださいね。

貴方の大切な方との会話が、さらに充実したものとなりますように。

山吹

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