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声の導き

伝えられる時に伝えたいことを

2023.03.11

みなさま、いつも大切な時間とご縁を頂き、ありがとうございます。

今日は3月11日、2011年に発生した未曾有の大災害、東日本大震災から12年になります。

干支がひと回り巡るのと、同じだけの月日が経ちました。

当時は私も外出先で帰宅困難者となり、一緒にいた知人らと励まし合いながら、5時間近く歩き続けたことをよく覚えています。

そして、同じく忘れられない想い出のひとつに、ある友人と交わした言葉があります。

その友人とは震災が起こる数日前、些細な意見の相違から、お互いに熱くなって譲れなくなってしまい、気まずい雰囲気となっていました。

そして大きな地震が起こり、余震も続き不安でいっぱいの中、いつ辿り着くのかも分からないまま、地図やネットで情報を手分けして確認しながら歩いている中、

ふと、彼女は無事なのか、このまま連絡が取れずにいれば後悔する、との気持ちに駆られました。

電話は緊急連絡に使用している可能性もあるため、安否確認のメッセージを送ろうとしたその時、

まさに今送ろうとしていた相手から「無事?今どこにいるの?」とのメッセージが届いたのです。

彼女が無事で居てくれたことに安堵しながら、自分の状況と「この間はごめんね」と返信しました。

すると、「そんなこと、さっきの地震でもう忘れたわよ!とにかくお互い無事に帰宅しましょ、着いたらまた連絡してね」と、簡潔な言葉の中にも、配慮と優しさにあふれた言葉が返って来ました。

あれから12年。

今はお互い遠く離れてはいますが、彼女は変わらず私の大切な友人です。

震災後、お互い少し落ち着いた時に会った際、彼女も地震直後に、喧嘩別れみたいな離れ方はしたくない、との想いから、急ぎ連絡をくれたと話してくれました。

自身も大変な中、気まずくなっている状態の私に迷わず連絡をくれたこと、その行動力と優しさに心から感謝しています。

そして、そのことをきっかけに、自分とは違う考えに対しても、相手の想いや意思は尊重することの大切さも理解出来た気がします。

あの時、彼女が先に歩み寄ってくれたおかげです。

彼女の優しさと寛容さから、
"伝えたいことは、伝えられる時に伝える"
ことの大切さも学びました。

今日は、私にとって大事なものを突然失った、悲しく辛い想い出の日ではありますが、大切な友から、優しさと温かい気持ちを受け取った日でもあるのです。

山吹

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