「最後くらい、ちゃんと話したかった」——すれ違いで終わった恋に、区切りをつけるために
2025.07.14
「最後くらい、ちゃんと話したかった」
そう感じる恋の終わり方を、経験されたことはありませんか?
一方的に終わってしまった恋や、話し合いもできずにすれ違ったまま終わってしまった恋。
納得できる別れではなかったからこそ、
心のどこかにモヤモヤが残り続けている…そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、実は「相手と話して終わらせること」だけが、
本当の区切りになるとは限らないのです。
今回は、すれ違いで終わってしまった恋に、
ご自身の心の中でそっと区切りをつけるための4つのステップをお届けします。
Step1:相手から「言葉」をもらうことを手放す
「ちゃんと向き合ってほしかった」
「どうして別れたのか、理由を聞きたかった」
「一言でもいいから、説明してほしかった」
そんな気持ちは、簡単には消えないものです。
ですが、相手が“くれなかった言葉”を求め続けている限り、
心はその場に縛られたままになってしまいます。
相手から返ってこなかった言葉や説明を、
「もう求めなくてもいいのかもしれない」
そう、そっと手放してあげることが、最初の一歩となるでしょう。
Step2:自分の「言えなかった気持ち」を認める
「本当はもっと伝えたかった」
「自分の気持ちを話す勇気がなかった」
「何も言えないまま終わってしまった」
そんなふうに、自分の中に飲み込んでしまった言葉や感情が残っていることに、
改めて気づいてあげてください。
それは、あなたが相手を大切に想い、
関係を守ろうとしていたからこそ、
言葉にできなかった気持ちかもしれません。
Step3:「私はちゃんと愛していた」と決めてあげる
最後がうまくいかなかったとしても、
それまでに積み重ねた気持ちや時間まで、
なかったことになるわけではありません。
あの時、あなたは確かに、
一生懸命相手を想い、愛していたはずです。
「これでよかった」と無理に思い込む必要はありません。
「私は、あの時、ちゃんと愛していた」
その事実だけを、自分の心の中で認めてあげてください。
Step4:終わらなかった想いを、未来への力に変えていく
「きれいに終わらせなきゃ」と思ってしまいがちですが、
恋は、すべてに答えや納得が必要なものではありません。
心のどこかに「まだ好きだった」「話したかった」という想いが残っていても、
それでも人は前に進んでいけるものです。
その経験が、次に出会う誰かを大切にするとき、
きっとあなたにしかできない愛し方へとつながっていくでしょう。
納得できない別れ方を経験された方ほど、
「ちゃんと終わらせたい」「話して決着をつけたい」と思うものです。
ですが、本当の区切りとは、
相手から返ってくる言葉ではなく、
「私は、あの時、ちゃんと愛していた」と
自分自身にだけは認めてあげることなのかもしれません。
そう思えた時、心はきっと、静かに前へ進み出すはずです。