みなさま、いつも大切な時間とご縁を頂き、
ありがとうございます。

今回も、行いは巡り、返って来るというお話の続きをしていきますね。

前回は、誰かに向けた善意や善行が、いずれ自分の元にも戻って来るという内容でしたが、

悪意と悪行も、同じようにそれを行った人の元へ返って来ます。

例えば、貴方に対し理不尽に辛く当たってくるような人が、今は何の報いも受けず、楽しそうに過ごしていたとしても、いずれ自身の行った悪意や悪行の報いを受ける、ということです。

「因果応報」と表現することもありますね。

それはつまり、貴方自身が直接相手に反撃をせず、あるいは許したとしても、悪意や悪行は消えず、いずれ行った本人が代償を払う時が来る、ということです。

実際に、不条理に誰かを傷つけたり、酷い行いをした人が、全く関係のないところで不本意な扱いを受けたり、徐々に何事も上手く行かなくなり窮地に陥る、といった場面は、私も今までいくつも目にして来ました。

悪意も善意と同様に、送られ、巡り、行った本人の元に戻る、「仇返り」が起こります。


優しさや想いやりから生まれる『恩送り』に対し、

恨みや悪意からの悪行は、『怨(オン)送り』をしている、とも言えるのです。


本来、人の振る舞い、特に善行は、見返りを求めて行うものではありませんが、その想いとともに、例え本人が忘れても消えずに巡り、返って来るということは、心に留めておきたいですね。


貴方が誰かを想う気持ちや行いが、
これからも貴方を支え、
貴方をより幸せに導く、
優しい灯火となりますように。

山吹