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凛凪の幸せのヒント

カリール・ジブラン 「預言者」

2018.05.06

こんにちは凛凪(りんな)です。

皆さん「預言者」という本をご存知ですか?
この本は、130年前にレバノンで生まれた
カリール・ジブランという人が書いた詩集です。

私がこの本に出会ったのは、ちょうど自分の印象や
表現方法について自分なりに研究している時に、
演劇関係の本からたどり着いたのが、
この「預言者」でした。

どんな内容かというと、
この本書(詩集)の中で登場するアルムスターファという人物は、
海を見つめじっと船を待ちます。

ほどなくして、薄い霧の中から船がやってくるのですが、
オルファリーズの町の人たちは、去っていくアルムスターファに
最後に様々な問いを語りかけていきます。

愛について、結婚について、
子供について、罪と罰について、
時間について、死についてと
様々な事をアルムスターファに聞くのです。

アルムスターファは答えました。
そう、このたくさんの問いに答えた詩集が「預言者」です。

この問いの中で善と悪についても
アルムスターファは答えているんですね。

彼はこう答えます。
善については語ることはできても、
悪について語ることはできない

何故なら、悪とは飢えと渇きに苦しんでいる
善の姿に他ならないからだ。
善も飢えたら食べ物を求めるし、腐った水でさえ飲んでしまうと。

そして、こうも言っています。

人は常に行列を作り同じ方向に向かって歩いているものだ。
誰かがつまづいたらそれは、後ろの人に警告しているのだ、
「ここに石があるよ」と。

しかもそのつまづきは、先に行った者への警告でもあるのだ。
あなたの足取りは早くて確かだが、
ここの石を取り除いておかなかったではないかと・・・。

正しい者も、間違った人と関わりが無かったのではないのだ。
正しい人と正しくない人、
善人と悪人を区別することなど、出来ないと・・・。

私はこの詩集を読んで思いました。

私は、お客様のお悩みをリーディングして
解決策をお伝えする鑑定士という仕事をしていますが
お客様を通して私も日々学ばさせていただいていると
そう感じていました。

お客様のお悩みを聞きながら、自分も同じような気持ちを
どこか持っているのです。
だから、鑑定結果は自分にも戒めや学びとなっているのです。

そしてアルムスターファは愛についても語っています。

人間は自分の目で見える像を見たいと思い、
自分の耳で聞きたい歌を求めてしまいます。

でも愛とは、目を閉じても見えてくる像であり、
耳をふさいでも聞こえてくる歌であるのです。

私はこの「預言者」を読んで、
そしてこれまでの学びを通して、
私なりの愛についての考えが少しわかったような気がしました。

私が今まで欲しかったのは、
ただ、安心したいがための転ばぬ先の杖のような
相手が私の存在を認めてくれるという約束された
愛の確信だったように感じます。

でも、私が本当に求めていたのは、
相手からの私への思いの確信じゃなくて、
自分の思いの確信じゃないかとそう思いました。

「あなたの事が本当に大好きなのだと」
それを伝えるために、私はこの世に生まれてきたのだと思う。
そして自分の思いを成就するためには
自分が安心したくて、言ったりやったりするのではなく
先に相手を安心させてあげることが必要なのだと。

それを改めて確信できました。
そしてこの本に出会えたことを感謝します。

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