今回の映画の名前は、「パーシージャクソンと
オリンポスの神々2魔の海」
シリーズの新作も出ていると思いますが、何年
か前の映画になると思います。

この話は、神の力と人の心を持つ、神様と人間
の間に生まれた半神である子供たちの話です。

海の神ポセイドンの息子（パーシー）には、異
母兄弟（タイソン）がいました。
タイソンは一つ目の種族であるキュプロクスで
とても心優しい少年なんだけど、一つ目だとい
う外見と、種族がとっても凶暴だったため、人
から嫌われ、恐れられ、仲良くしたいと思って
も彼を受け入れてくれる人は少なかったのです。

タイソンは小さい頃から自分の外見にコンプレ
ックスを持っていました。だから映画の中でも
魔法で目を二つにして自然な顔にしたり、サン
グラスをかけたりしてたんです。

主人公パーシーはそんなタイソンに違和感を感
じ、ずっと兄弟だと認めることが出来ませんで
した。けれど力を合わせて敵と戦い自分を助け
てくれるタイソンを少しづつ受け入れられるよ
うになっていきます。そしていつものようにサ
ングラスをかけるタイソンに最後はパーシー自
らサングラスを外し、「君がどんなであろうと、
僕の大事な兄弟だ」って言ってあげるんです。

大事なのは、この感動的なシーンのセリフには
実際にはなかったセリフが、私には気づきとし
て降りてきた事でした。

「君がどんなであろうと僕の大事な兄弟だ」っ
て言われてタイソンは感動するのですが、ここ
は大変な間違いです。それは何故か？この時私
には、実際には無いセリフがタイソンから聞こ
えてきたのでした。

「違うんだパーシー。それは君に言われてもダ
メなんだよ。そのセリフは僕が僕自身に言わな
いと、僕は本当には救われない」

どんなに大事な人に自分を癒してもらっても、
どんなに、他人に認めてもらっても、それは一
瞬安心はしますが、それでは本当の安息地には
たどり着くことは出来ないのだと、改めてこの
映画を見て気づかされた一瞬でした。

「そのセリフは僕が僕自身に言わなきゃダメな
んだ。ダメなんだよ。でもパーシーありがとう」
ってね・・・

凛凪（りんな）という名前は会社がつけた名前
ですが、凛として生きるという漢字が私はとて
も気に入っています。

凛として生きるためには、自分にとって都合の
悪い現実も潔く認めていかなくては凛として生
きて行く事は出来ないのだと思います。

自分にとって都合の悪い現実を潔く認め受け入
るのはとても困難な事ですが、そこを乗り越え
ないと本当はあるのに見えてない幸せの現実を
みつける事は出来ないのです。
前にブログでお話した「幸せの青い鳥」も「星
の王子様」もそうですよね。

皆さんはどう思われましたでしょうか？

凛凪（りんな）